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×アリエナイカノジョ×
第13章 ◆ Scene05
 
「…なんかさぁ」

 不安げな表情を見せる美穂に、正行は怪訝な面持ちを見せる。

「最近…あの娘……様子がおかしい気がするんだけど………」

「…そうか?」

 教室の後ろで前方へと視線を向ける二人。

 その視線の先には、机に両肘を着いて頬杖をついている紗英の姿。

「なんか、話し掛けても上の空って感じでさぁ」

「何か知らないのか?」

「アタシが知りたいくらいなんだけど…」

 そう言って、背後のロッカーに寄り掛かる美穂の表情は曇りがちであった。

 体育館の出来事から数日後。

 正行に言い寄る先輩女子が姿を現さなくなった事に安堵するも、それが余りにも極端すぎて一抹の不安を感じていた美穂。

 それと同時に、紗英の様子もどことなく違和感を覚えるようになっていた。

「ぱっと見は…変わらない気がするんだけどなぁ」

 あれ以降も続いた球技大会の練習も、紗英は変わりなく出ていた。

 それこそ、言動も雰囲気も正行には違いを感じられなかった。

「アタシには分かるのよ」
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