この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
×アリエナイカノジョ×
第6章 ホンネの一コマ
 
【薄井 View】

 いきなり走り出しだ葉山さん。

 小さな背中を見失わないように追い掛けた。

 意外と足が速く、運動が苦手なボクは直ぐに息が切れた。

 それでも追い掛けた。

「…はぁっ……はぁっ……は、葉山…さん………」

 漸く立ち止まったかと思えば、樹に寄り掛かって座り込んだ。

「はぁ……はぁっ……」

 膝を立てて座り込み、俯く葉山さんからも荒い吐息が聞こえる。

 ふと振り返る。

 先生たちを見掛けたのはかなり先。

 約一キロ以上の全力疾走。

 体育でも無理だった距離を走りきっていた。

 息切れがなかなか収まらないのも当然だった。

 川から流れ込んでくる冷たい風が、熱く火照った体を冷やしてくれる。

「はぁっ…はぁっ………」

 少しばかり呼吸が落ち着いてきたところで、再び視線を葉山さんへと向けた。

「………っ!?」
/271ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ