この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
パズル
第1章 はじまり
「見りゃ、わかるでしょ!」
瞳は憮然と吐き捨てる。
「じゃ、なんで別れるなんて…普通逆じゃないの?だって…俺の子なんだろ?」
「当たり前じゃない!私がそんなオンナに見えるわけ!?」
「だから、そんなこと言ってないじゃん。子供が出来たのに、なんで結婚じゃなくて別れるんだって聞いてんだよ。」
瞳は俺のことを睨みつけたまま。
いきなりその目に涙が浮かび。
そのままツゥっと頬に流れた。
「言えるわけないじゃない…順一はまだ、学生なのに…」
俺はふぅー、とひとつ息を吐いた。
「…そういう、勝ち気で素直じゃないとこ、嫌いじゃないよ。けど、今回はさすがに、ダメージでかかった。だから、訂正して?ホントは、俺と結婚して、子供、産みたいんでしょ?」
「……」
「…って、ゴメン。こういうことは、俺から言わなきゃいけないんだよな、きっと。…俺、まだあと半年は学生だし。金も甲斐性もないけど。それでも、結婚してくれる…?」
「………」
「俺、家族と縁薄いからさ。さっき、子供が生まれるんだって思ったら、なんかすげぇ嬉しかったんだ。俺と、瞳と、子供で、ちゃんとした家族が出来るって…」
「いいの…、それで。」
「いいもなにも。イイに決まってんじゃん!」
「じゃ、お父さんに、ちゃんと説明してくれる…?」
しまった!それがあったか!!!
瞳は憮然と吐き捨てる。
「じゃ、なんで別れるなんて…普通逆じゃないの?だって…俺の子なんだろ?」
「当たり前じゃない!私がそんなオンナに見えるわけ!?」
「だから、そんなこと言ってないじゃん。子供が出来たのに、なんで結婚じゃなくて別れるんだって聞いてんだよ。」
瞳は俺のことを睨みつけたまま。
いきなりその目に涙が浮かび。
そのままツゥっと頬に流れた。
「言えるわけないじゃない…順一はまだ、学生なのに…」
俺はふぅー、とひとつ息を吐いた。
「…そういう、勝ち気で素直じゃないとこ、嫌いじゃないよ。けど、今回はさすがに、ダメージでかかった。だから、訂正して?ホントは、俺と結婚して、子供、産みたいんでしょ?」
「……」
「…って、ゴメン。こういうことは、俺から言わなきゃいけないんだよな、きっと。…俺、まだあと半年は学生だし。金も甲斐性もないけど。それでも、結婚してくれる…?」
「………」
「俺、家族と縁薄いからさ。さっき、子供が生まれるんだって思ったら、なんかすげぇ嬉しかったんだ。俺と、瞳と、子供で、ちゃんとした家族が出来るって…」
「いいの…、それで。」
「いいもなにも。イイに決まってんじゃん!」
「じゃ、お父さんに、ちゃんと説明してくれる…?」
しまった!それがあったか!!!