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パズル
第17章 深谷 昌幸の苦悩
「んー。例えば…そうなぁ…風俗嬢とかだったら伏せときたいかなぁ…いや、まぁ、そういう仕事に就く事情もあるかもしれんけど、親とかってちょっと偏見ありそうじゃん…」

「そんなんじゃない…事務。歯医者の…」

「じゃ、何が問題なんだ?」

「……だよ、な。別に、気負うことない、よな。」

「ないと思うけど?聞いた限りでは。」

「ありがとう、多分、背中押して欲しかっただけなんだ。」

「ふぅん?なんかよくわかんねぇけど。ま、そういうことってあるよな。」

自分の中で答えは出てる。
だけど、あと1歩、だれかの後押しが欲しい。
その気持ちは分からないではない。

そして、4年前、深谷に背中を押して貰ったのは俺だ。
今度は俺が、その深谷の背中を押してやれるのだとしたら、こんな嬉しいことはない。
そう、思った。

その後俺たちは他愛ない話で盛り上がり、しこたま飲み食いして、いい気分で別れた。

この日の、深谷の晴れ晴れとした笑顔が、今も脳裏に焼きついている…
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