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第18章 別離と邂逅

俺の願いも虚しく、電話は留守番電話センターに繋がれた。

『もしもし…俺…幸村。今、ラジオのニュース聞いて、念の為掛けてみたんだけど、事故って、人違い、だよな？この伝言聞いたら、１回連絡頂戴…』

それだけ言って、通話終了をタップする。

気持ちを切り替え、自販機でコーヒーを買い、一気に飲んだ。

頭がいっぱいで食欲はなく、昼メシは諦めて、得意先に向かった。