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パズル
第22章 ハウス・シェアリング
「ぐっすり眠ってます。私が抱っこしたら起こしてしまいそうだから、お願いできますか?」

「うん、もう重いから清美ちゃんは止めたほうがいいね。じゃ、入っていい?」

「はい。」

部屋に入ると、瞳が居た時とは全く違う。ベッドしかない、殺風景な部屋…荷物は全てクローゼットに収まってるんだろう…

晃一を抱き上げながら、

「化粧するのに、鏡台くらいあってもいいかもね。買いに行く?」

「いえ、私、洗面台でしてますから。お気になさらず。」

「…遠慮せずに、欲しいものとか、言ってくれれば、できる範囲で協力するから、ね…」

「はい。ありがとうございます。おやすみなさい。」

「おやすみ…」

時々、1人で悶々とすることはあったけど、清美ちゃんには全くその気はなさそうだし、概ね問題なく、日常生活を送ることができた。
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