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パズル
第23章 波乱の12月 ー朋会、再びー
月曜日…

会社で、森崎に話しかけてみる。

「なぁ、ちょっと、いい?」

「何?」

「女のコ、ってさ。何とも思ってない相手からクリスマスプレゼントって、貰って嬉しいもん、かな?」

「…相手によるけど、モノにもよる。」

「例えば?」

「アクセサリーとかは絶対NG。こういうのは自分で買うか、恋人とかに買ってもらいたいもんだから。何とも思ってないヒトから貰ったら気持ち悪い。洋服とかも趣味があるからビミョーかな。無難なのは消えモノ。可愛いお菓子とかならいいんじゃない?」

「そっか。サンキュ。」

「…クリスマスプレゼント、あげたい相手が、できたの?」

「…や、最近、家の事で世話になってるコがいるから。ただ、それだけ。」

「相手から好意を持たれてるなら、消えモノでなくてもいいとは、思うけど…ね。」

「いや、その子相手がいるから。そういうんじゃ、ないんだ。ただ、本当に、感謝の気持ちなんだよ…」

「ふぅん?…ならお菓子にしといた方がいいね。」

「うん、そうする…」
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