この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
パズル
第24章 聖夜
「嬉しい…クリスマスプレゼントなんて…いつ振りだろう…昌幸さんには貰いましたけど…こんな、家族っぽい感じの…お父さんが生きてた頃しか、なかったから…」
清美ちゃんの目に、涙が盛り上がって…
「え?あ、あの、そんな大層なもんじゃ、ないよ?泣かないで、ねぇ、清美ちゃん!」
焦ってオロオロする俺に、指で目の端をぬぐいながら、
「ありがとうございます…本当に嬉しい…私、も…」
そして、ゴソゴソとダイニングの空いた椅子から袋を取り出す。
「私は…お金はないので、こんなのしか、用意できなかったんですけど…」
俺と晃一に、ニット帽だった…
「これって、もしかして、手編み…」
「編み物は、好きなんです。」
清美ちゃんの目に、涙が盛り上がって…
「え?あ、あの、そんな大層なもんじゃ、ないよ?泣かないで、ねぇ、清美ちゃん!」
焦ってオロオロする俺に、指で目の端をぬぐいながら、
「ありがとうございます…本当に嬉しい…私、も…」
そして、ゴソゴソとダイニングの空いた椅子から袋を取り出す。
「私は…お金はないので、こんなのしか、用意できなかったんですけど…」
俺と晃一に、ニット帽だった…
「これって、もしかして、手編み…」
「編み物は、好きなんです。」