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パズル
第26章 終章ー完成図ー
「ありがとうございます…私は…家族に恵まれなかった人間です。もう1度、お父さん、お母さんと呼べる人ができるなんて、思ってもみませんでした…よろしくお願いします…」
清美ちゃんは涙を流して、お父さんとお母さんがそれを慰め、俺も隣で鼻をすすった。
年末。
12月28日が清美ちゃんの誕生日で。その日に入籍をした。
正月は3人で過ごし、その後瞳の実家にもお邪魔し、5人で初詣と、瞳と深谷、それぞれの墓に結婚の報告に行った。
そして、休み明け。
会社で、課長に入籍の報告をする。
課長は目を見開いて黙り込んだが、すぐに良かった、と笑ってくれた。
更に結婚相手が妊娠してるので、5月には育休も申請したい、と伝えると、椅子から転げ落ちそうになるくらい驚かれて、
「中々…仕事が早いな…」
と絶句される。
まぁ、血の繋がり云々は野暮な話だし、俺は深谷と清美ちゃんの子供を自分の子として認知すると決めたんだから、それに関しては何と言われようが言い訳はしない。
清美ちゃんは涙を流して、お父さんとお母さんがそれを慰め、俺も隣で鼻をすすった。
年末。
12月28日が清美ちゃんの誕生日で。その日に入籍をした。
正月は3人で過ごし、その後瞳の実家にもお邪魔し、5人で初詣と、瞳と深谷、それぞれの墓に結婚の報告に行った。
そして、休み明け。
会社で、課長に入籍の報告をする。
課長は目を見開いて黙り込んだが、すぐに良かった、と笑ってくれた。
更に結婚相手が妊娠してるので、5月には育休も申請したい、と伝えると、椅子から転げ落ちそうになるくらい驚かれて、
「中々…仕事が早いな…」
と絶句される。
まぁ、血の繋がり云々は野暮な話だし、俺は深谷と清美ちゃんの子供を自分の子として認知すると決めたんだから、それに関しては何と言われようが言い訳はしない。