この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
パズル
第1章 はじまり
1週間前に、最終面接を受けた会社からだった。
街中の雑音で、音が聞こえないと困る。咄嗟に辺りを見渡すと、電話ボックスが目に入った。
慌ててボックスに入る。
電話ボックスの中は空気が籠って蒸し暑い。
首筋に汗が流れる。
どう切り出されたのか、あまり記憶がない。
ただ、
「是非、弊社でご一緒に、」
「来春から、どうぞよろしくお願いします。」
「先駆けて研修のご案内などご自宅に送付させていただきますので、」
途切れ途切れに聞こえる、採用担当者の言葉。
通話を終えると、俺は脱力して、ボックスの中で座り込んだ。
努力が報われた。
本当に、そんな気がした。
ぃやったあぁぁぁぁ‼︎
叫び出したい気分を堪え、瞳にLineのメッセージを送る。
『仕事決まった✌︎ 今日会える⁉︎』
「OK.」スタンプに続いて、
『私も話あるし』
「PM6:00.いつものスタバで。」
「OK」スタンプ
採用担当者のコトバを頭の中でリフレインさせ、噛みしめる。
やっと、難関を一つ突破した。
あとは卒論、だけだな!
街中の雑音で、音が聞こえないと困る。咄嗟に辺りを見渡すと、電話ボックスが目に入った。
慌ててボックスに入る。
電話ボックスの中は空気が籠って蒸し暑い。
首筋に汗が流れる。
どう切り出されたのか、あまり記憶がない。
ただ、
「是非、弊社でご一緒に、」
「来春から、どうぞよろしくお願いします。」
「先駆けて研修のご案内などご自宅に送付させていただきますので、」
途切れ途切れに聞こえる、採用担当者の言葉。
通話を終えると、俺は脱力して、ボックスの中で座り込んだ。
努力が報われた。
本当に、そんな気がした。
ぃやったあぁぁぁぁ‼︎
叫び出したい気分を堪え、瞳にLineのメッセージを送る。
『仕事決まった✌︎ 今日会える⁉︎』
「OK.」スタンプに続いて、
『私も話あるし』
「PM6:00.いつものスタバで。」
「OK」スタンプ
採用担当者のコトバを頭の中でリフレインさせ、噛みしめる。
やっと、難関を一つ突破した。
あとは卒論、だけだな!