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パズル
第6章 朋会
夏休みのある日、週末、瞳が家に泊まりに来た時。
家の前で 、隣の家の朋会(ともえ)に会った。
隣のおばさんには、母さんが寝込んでから何かにつけて世話になってるし、よく会ってた。
朋会は、中学生の、女の子だ。
朋会は瞳を見るなり明らかに固まった。
人見知りかな?まぁ、ムツカシイ年頃だしな?
と、その時は別段言葉を交わすこともなく、おう、と軽く挨拶をしただけだったが。
夕方、家に帰る瞳を駅まで送り、帰ってくると、家の前に朋会がすわっていた。
「うわ。どしたんだよ、朋会…こんなトコで、ビックリすんじゃねぇか。」
「…順ちゃん、あの女、誰?」
あの女、って、瞳の事か。
「誰って…」
「付き合ってるの?いつから?」
えーと、なんで俺こんなに責められてんだ⁉︎
まるで本妻に浮気の現場押さえられたみたいじゃないか。
謂れのない焦燥感に、違う違うと、頭を振り、
「誰って、奥さんだよ」
正直に言った。
嘘をついて誤魔化したとこで、隣に住んでりゃ、いずれバレるしな。そもそも誤魔化す筋合いもない。
家の前で 、隣の家の朋会(ともえ)に会った。
隣のおばさんには、母さんが寝込んでから何かにつけて世話になってるし、よく会ってた。
朋会は、中学生の、女の子だ。
朋会は瞳を見るなり明らかに固まった。
人見知りかな?まぁ、ムツカシイ年頃だしな?
と、その時は別段言葉を交わすこともなく、おう、と軽く挨拶をしただけだったが。
夕方、家に帰る瞳を駅まで送り、帰ってくると、家の前に朋会がすわっていた。
「うわ。どしたんだよ、朋会…こんなトコで、ビックリすんじゃねぇか。」
「…順ちゃん、あの女、誰?」
あの女、って、瞳の事か。
「誰って…」
「付き合ってるの?いつから?」
えーと、なんで俺こんなに責められてんだ⁉︎
まるで本妻に浮気の現場押さえられたみたいじゃないか。
謂れのない焦燥感に、違う違うと、頭を振り、
「誰って、奥さんだよ」
正直に言った。
嘘をついて誤魔化したとこで、隣に住んでりゃ、いずれバレるしな。そもそも誤魔化す筋合いもない。