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パズル
第7章 親友
授業が終わり、次は一コマ空きだから、図書館で卒論書くか、と思った時。

「幸村」

声をかけられた。

「深谷」

「次、どこ?」

「空き。図書館にいくけど。」

「そか。俺もだ。」

深谷はさっきの友達グループの、一員ではあるが、どっちかというとおとなし目で、松木からはパシリのように扱われていた。

「さっきの話。聞いてたのに、助け舟も出せなくて、ごめん。」

「別に。お前に、助けて貰おうとも思ってないし、謝るトコじゃない」

「俺なら、松木たちにあんな風に言えないし。でも、彼女が妊娠しちゃったりしたら、やっぱり逃げたりできないだろうし。だから、幸村はすごいなって思うよ。なんていうか、夏前より、大人になった気がする。」

「まぁ。な?子供が生まれようってんのに。いつまでも遊んじゃいられないだろ。けど、自分がガキだって、思い知らされたよ。」

「大人って、自分で自分のこと、大人っていわないんじゃない?そりゃ、年とったらいつまでも子供ではいられないんだろーけど、さ。」

「そうかな?」

「知らないけど。」

「知らないのかよ。」

俺たちはハハハ、と笑いあった。
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