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パズル
第11章 家族
秋が過ぎ、家族3人で初めて過ごすクリスマス。

俺は初めて出たボーナスで、瞳に指輪をプレゼントした。
婚約指輪どころか、結婚指輪すら買ってやれなかった俺からのささやかなプレゼントを、瞳は涙を流して喜んでくれた。

瞳が料理サイトを見ながら生まれて初めて作ったというケーキは、スポンジがパサパサで、クリームもダレてたけど、何故だかすごく美味しく感じた。

晃一はまだ食べられないから、好物のみかんゼリーに刻んだイチゴを乗せたものがケーキ代わり。俺たちのケーキに興味は示しながらも、食べ慣れたゼリーがいつもよりゴージャスになっていることに子供ながら特別感は感じているらしかった。

正月は年末から瞳の実家に行き、お母さんの手作りのお節料理に舌鼓をうち、お父さんと酒を酌み交わす。

こんな賑やかな正月は何年ぶりだろう。
これから先、晃一が大きくなっても、こうやってみんなで、年越しを祝っていこう。

珍しく大雪の降った2月を超え、晃一の初めての誕生日を瞳の実家で祝う。

保育園にも入園し、2週間の慣らし保育は瞳のお母さんがうちに泊まりで来てくれて、家事と育児をサポートしてくれたから、瞳もスムーズに職場復帰を果たせた。

毎日が慌ただしかったけど、盛りだくさんな1年だった。
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