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君のKISSに夢☆CHU
第8章 ダイニングbar☆MOON

さっきの痺れるようなKISSを思い出す。

あんなに気持ち良くて、蕩けるようなKISSはした事がない。

私が求めていたKISSの相性が合う人は、多分彼以外いない。

きっと彼は私にとって、運命の人に違いない。

さっきのKISSでハッキリわかった。


「高嶋さん!待ってください!」

大きな声で彼を呼ぶと彼が振り返った。

「貴方のKISSに悔しいけど、私はもう夢中です。私を貴方のキスフレにしてください。」

「ほらっ!来いよ!」

高嶋さんが、両手を広げて待っている。

私は高嶋さんの腕の中めがけて走った。

ギュッと抱き締められて、高嶋さんを見上げると、優しく微笑んだ瞳がこちらを見ていた。

「俺もあんたとのKISS、好きだぜっ。」

そう言った高嶋さんの唇が私の唇に優しく重なった。

やっとみつけた!

私だけのKISSの王子様。
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