この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
君のKISSに夢☆CHU
第12章 俺様系の兄
「どう輝愛の料理は?」
シンさんが他の接客から戻ってきた。
「あっ、シンさん。美味しいですよ!向こうの接客はもういいんですか?」
「うちの店は、指名とかじゃないから、気ままにお話に行ったりする感じだから、特にルールはないんだよ。」
「そうなんですか?ファンの方来た時は、その人が接客につく感じかと思ってました。」
「呼ばれれば行くけどね。うちは、店外でのデートとか、連絡先の交換とか禁止してないから、お客様はファンの方がほとんどだけどね。」
「そんなに距離が近いなら、通う気持ちもわかります。」
「だから、桜音ちゃん気を付けてね。輝愛のファンは、そうでもないけど、来騎のファンは過激な子が多いから。俺からも、来騎には言っておくからさ。」
「ありがとうございます。」
「ごめん!長話しちゃったけど、続きを食べて。邪魔するなって、輝愛に怒られちゃうよ。」
そう言ってシンさんが笑った。
来騎は感情をストレートに出すから、先日みたいな感じになっちゃうのもわかる。
確かにお店で、あんな事されたら、ファンだったら嫌な思いをして当たり前だよね。
来騎がいる日は、しばらくは来ない方がいいかも…。