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君のKISSに夢☆CHU
第12章 俺様系の兄

「どう輝愛の料理は?」

シンさんが他の接客から戻ってきた。

「あっ、シンさん。美味しいですよ!向こうの接客はもういいんですか?」

「うちの店は、指名とかじゃないから、気ままにお話に行ったりする感じだから、特にルールはないんだよ。」

「そうなんですか?ファンの方来た時は、その人が接客につく感じかと思ってました。」

「呼ばれれば行くけどね。うちは、店外でのデートとか、連絡先の交換とか禁止してないから、お客様はファンの方がほとんどだけどね。」

「そんなに距離が近いなら、通う気持ちもわかります。」

「だから、桜音ちゃん気を付けてね。輝愛のファンは、そうでもないけど、来騎のファンは過激な子が多いから。俺からも、来騎には言っておくからさ。」

「ありがとうございます。」

「ごめん!長話しちゃったけど、続きを食べて。邪魔するなって、輝愛に怒られちゃうよ。」

そう言ってシンさんが笑った。


来騎は感情をストレートに出すから、先日みたいな感じになっちゃうのもわかる。

確かにお店で、あんな事されたら、ファンだったら嫌な思いをして当たり前だよね。

来騎がいる日は、しばらくは来ない方がいいかも…。
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