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獣欲の檻
第10章 ルルミの成長
植物の名前の付いた者には水を与えたあと、銀色のトレイをお手伝いさんが持ってくると、水色の小さな容器にお玉ですくってよそう。
「ポチ、待てだよ」
そう言ったご主人様は床に器を置きまた別の容器をよそっている。
黒い首輪のポチと呼ばれる15歳の少女は、海外の血が混じるココよりも白く、今にも倒れそうなくらい細い。
ルルミ自身、彼女を見た瞬間目が離せないくらいだった。
そしてクロという名のキャメルブラウンの肌をした12歳の少女。
10歳で海外のオークションで落札し、日本に持ち帰って来たのだ。勿論、日本語は通じず、腕や足など肌の見えるところには無数の傷跡が残っている。
そしてケンの前にもお皿が用意されると「よし」の合図で手も使わずにそのまま口を付けて食べ始めたのだ。
「ポチ、待てだよ」
そう言ったご主人様は床に器を置きまた別の容器をよそっている。
黒い首輪のポチと呼ばれる15歳の少女は、海外の血が混じるココよりも白く、今にも倒れそうなくらい細い。
ルルミ自身、彼女を見た瞬間目が離せないくらいだった。
そしてクロという名のキャメルブラウンの肌をした12歳の少女。
10歳で海外のオークションで落札し、日本に持ち帰って来たのだ。勿論、日本語は通じず、腕や足など肌の見えるところには無数の傷跡が残っている。
そしてケンの前にもお皿が用意されると「よし」の合図で手も使わずにそのまま口を付けて食べ始めたのだ。