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獣欲の檻
第3章 子供の値段
ルルミの返答に、虐待を受けていたと露呈された母と男は頬を引き攣らせた。


「そうかそうか、では3人共裸になってもらおうか。」


当たり前の行動だった。商品に傷が付いていれば、値打ちが下がるのだ。買値もしっかり叩くのが道理なのだ。


しかも、こういう場に実子を連れて来るなんて、可愛がられているはずがないのだ。


子供が連れ込まれるのは本当に稀なことで、また連れて来る相手は決まってヤクザなのだ。借金の肩というわけだ。

もちろん、ここに出入りするのもヤクザばかりだ。

黒スーツの男達に捕まる3人は、もちろん暴れるが、母の男よりも手馴れていた。
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