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獣欲の檻
第5章 スタート
静まり返っていた部屋も、徐々に人が起き出すと騒がしくなる。しくしくと泣く者もいれば、出せと騒ぐ者、状況がつかめなくてオロオロする者、じっとしているもの。
不安ばかりが募り、3人は身を寄せ合い縮こまった。
それもピークに達する時、1つしかないドアが開いた。黒スーツの男が数人入ってきたのだ。
1人が姉妹の方に向かってきて、リナの手錠を外した。
「お姉ちゃんを…何処に…連れて行くの?」
ココは、リナの手錠をパイプから外す男の腕を握った。その手は力強くもあるが、小刻みに震えていた。
「旦那様のとところだ。」
不安ばかりが募り、3人は身を寄せ合い縮こまった。
それもピークに達する時、1つしかないドアが開いた。黒スーツの男が数人入ってきたのだ。
1人が姉妹の方に向かってきて、リナの手錠を外した。
「お姉ちゃんを…何処に…連れて行くの?」
ココは、リナの手錠をパイプから外す男の腕を握った。その手は力強くもあるが、小刻みに震えていた。
「旦那様のとところだ。」