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獣欲の檻
第6章 ココの行き先
急な事にルルミは泣いてココにしがみ付いていたが、一番さみしいのはココだった。
『2人は一緒にここから出られる』
そう思っていたからだ。親にさえ裏切られているのに、赤の他人の大人を信じられるのも、この姉妹の特徴だった。
結局頼れるのは大人だし、信じるしかなかったんだ。
「絶対に大きくなったら逢おうね?」
「当たり前よ!絶対見つけ出すから!!」
不安そうに言うココに、リナが鉄格子越しに抱き締めた。
この夜、3人は最後に手を繋いで寝たのだ。寝返りを打っても誰も手を離さなかった。
『2人は一緒にここから出られる』
そう思っていたからだ。親にさえ裏切られているのに、赤の他人の大人を信じられるのも、この姉妹の特徴だった。
結局頼れるのは大人だし、信じるしかなかったんだ。
「絶対に大きくなったら逢おうね?」
「当たり前よ!絶対見つけ出すから!!」
不安そうに言うココに、リナが鉄格子越しに抱き締めた。
この夜、3人は最後に手を繋いで寝たのだ。寝返りを打っても誰も手を離さなかった。