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調教してやるよ?
第1章 朝、電車

バカッ―――
一瞬の隙を狙われて腕の拘束がとれてしまう。
その上運悪くドアが開き、犯人に逃げられてしまう。
怖かったけど、その御陰で良いことがあった。
…ポジティブに考えるしかないよね。
「あ、ありがとうございました」
「大丈夫ですか?」
震えた体をさすってくれる。
あんまり意識してなかったけど、
…震えてたんだ。
あまりにも頻繁過ぎて、もう慣れたとばかり思っていた。
だけど痴漢に遭うと、どうしても嫌な記憶がよみがえる。
「震えてますよ?」
顔が近づき、
あたしは真っ赤になった。
整いすぎた顔。
あまりにも綺麗で見惚れてしまった。
一瞬の隙を狙われて腕の拘束がとれてしまう。
その上運悪くドアが開き、犯人に逃げられてしまう。
怖かったけど、その御陰で良いことがあった。
…ポジティブに考えるしかないよね。
「あ、ありがとうございました」
「大丈夫ですか?」
震えた体をさすってくれる。
あんまり意識してなかったけど、
…震えてたんだ。
あまりにも頻繁過ぎて、もう慣れたとばかり思っていた。
だけど痴漢に遭うと、どうしても嫌な記憶がよみがえる。
「震えてますよ?」
顔が近づき、
あたしは真っ赤になった。
整いすぎた顔。
あまりにも綺麗で見惚れてしまった。

