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調教してやるよ?
第1章 朝、電車

シャツの上から色んな所をまさぐられて、変な気分になった。あたしは正直、男の人が苦手だ。苦手というか、恐怖以外の何物でもない。
こうやって触られると、〝あの記憶〟を思い出してしまう。
…思い出したくない。
だけど、矛盾してるのだ。
おかしい。
嫌な筈なのに、体は素直に反応している。
今まで男の人に触られると、恐怖しか出てこなかった。だけど部長に触られると、恐怖と一緒に『もっとシて欲しい』という矛盾した感情が生まれてくるのだ。
「そんな顔して、誘ってるの?
他の奴にそんな顔してるんじゃないでしょうね。
―――…調教が必要だなぁ?」
ニヤリ、爽やかな部長が
爽やかに怖い事を言った。

