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ハツコイ♥アゲイン
第6章 魔法の言葉
その瞬間に
車の音も周りの声も、私の耳から一切の喧騒が消えて
街灯の明かりもビルのネオンも、私の視覚から透けて無くなって
……残ったのは
距離にして30センチ、真っ直ぐ私と向かい合った……
7年が経過した今でも
やっぱり好きだと気付いてしまった、この人だけ。
「………」
意識飛んでるわけじゃないから、沈黙が続いてるって分かる。
突然の告白で、さぞ驚いているのかと……思いきや
・・・あ、あれ?
私今告ったよね?
なんか表情が無いっていうか、逆に険しく……
「……なんつった?」
「………!!」
聞こえなかったの!?
そんなわけないでしょ!?
「だ、だから、もう一度付き合ってほしいの」
「なんで」
「~~なんで、って。。
今私好きって言ったじゃん…」
「嫌です」
「………」
………はい!?