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ハツコイ♥アゲイン
第8章 溺れるほど、夢中
懐かしいって言って笑った笑顔がカッコよすぎて
しかもなんか可愛くて、ズキュンと心臓が撃たれる。
……陽向と同じで、私も思い出した。
ハジメテの時も、その後も
陽向とHする時は、大抵飛ばされてしまっていたのだ
だからいつも気付いた時には、元通りに服を着せてくれていて……
「………っ」
陽向に抱かれると、極上の幸せを感じられる
天国に行ける
別れた後、ヤケになって他の男と付き合ったけど
こんな風になることは、誰とも……一度も無かった
─── 変わってない
やっぱり、私は……
「こっち来いよ」
「………!」
両手で頬を覆う私。
伸びてきた陽向の手に、ぐいっと引っ張られる。
「………っ」
細い血管の浮く、引き締まった腕に肩を抱かれて
再び熱くなる体が、すっぽりと包まれる。
「大丈夫か?」
「……う、うん…」
「口開けて」
「………!」
ペットボトルを私の唇に近付けて、陽向がふっと微笑んだ。
……やばい。
胸の奥がキュンキュンする。