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ハツコイ♥アゲイン
第9章 もうひとつの再会
「おい、どこ行くんだよ」
夜の帝王となった姿を妄想しながら
ふらふらと歩き始めた私を、陽向が後ろから呼び止めた。
「改札こっちだろ」
「……へ? 電車乗るの?」
聞きながら慌てて隣りの位置まで戻ると
「………!」
肩に掛けていた大きめのカゴバックを、陽向がひょいっと持ち上げた。
「バッチリ準備してきたじゃん」
「………!!///」
「ちゃんとお父さんとお母さんの了解取ったか?」
ニッと白い歯を見せながら、余裕な視線で見下ろしてきたから
我ながら分かりやすく、かぁぁっと顔が熱くなる。
「りょ、了解なんて…っ
もう大人だし、そんなことしなくても外泊くらい普通に出来るよ!」
「なんて説明して出てきたわけ?
彼氏とヤラシイことしてくるって言った?」
「~~ぃぃい言うわけないでしょ!///」