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ハツコイ♥アゲイン
第13章 “ ずっと傍にいる ”

「飯は?」


私のバッグを手に取って、陽向がリビングに入っていく。

反則だ。
無防備な姿なのにカッコよすぎる。


「食った?」
「う、ううん。バイト終わってすぐ来たから…」
「軽くでいいならすぐ出せるけど。それか何かデリバリー…」
「だ、大丈夫!」


ソファの前に立った彼の後ろに、急いで駆け寄った。

……ドキドキが凄い。
口が乾く。


「お腹空いてなくて……とにかく今は先に」
「?」
「何よりも先に、謝りたくて」


陽向が振り返った。

……その瞳が
私を見つめてくれるだけで……胸がぎゅっと狭くなる。

前置きとか、そういうのが苦手で
空気読めてない感が半端ないけど

でも、すぐに言いたい。


「ごめんなさい」

「……!」

「この前、余計なこと言っちゃって。
陽向を傷つけてしまったかもって思って、心から反省したの」

「……」

「何か言える立場でも無いし、器も無いのに
偉そうにして、本当にごめんなさい」



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