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ハツコイ♥アゲイン
第13章 “ ずっと傍にいる ”

─── 陽向が
私の目の前で笑ってくれている。


「だから、正座なんてする必要ねぇよ」


胸がいっぱいで言葉にならない私。
両手で肩を持ち上げられて、陽向の足の間に入って

正面に向き合い、視線の位置が並んだ。


「胡桃。 俺、見つかったかも」
「……!」
「というか、見失ってたものを取り戻せた」
「……何、を?」


やっと声が出たけど、震えちゃう。

私の髪を優しく撫でる陽向。
その綺麗な瞳に吸い込まれそうになる。


「日々を生きる、活力の源泉。
ってのは大袈裟だけど、それに近いもの」

「……!」

「違う国に居ても、別々の道を歩んでいても
“ きっとあいつらも前を見てる ” って感じることが出来るから
── 俺もまた一歩を踏み出せる」

「……っ」

「そんな風に、素直に思えるのは……悪くねぇなって」


微笑んだ陽向の腕が、私の背中にまわって
胸に優しく引き寄せられた。


「少しだけ、自分を好きになれた気がするよ」



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