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第13章 “ ずっと傍にいる ”

“ なれねぇよ、一生 ”

“ 熱いのか冷めてんのかも分からねぇ。
いくつになっても納得させる答えが見出せない ”


「………っ」


“ 自分を好きになれた気がするよ ”


……よかった。
本当に良かった。

嬉しすぎて胸がいっぱいだ。


「胡桃」
「…っ…う…」
「・・・おい」


私を抱きしめる陽向が、体を離そうとしたので
その胸に強く顔をうずめた。

……ドキドキして、苦しくて
だけど心も体もキラキラしているような……なんともいえない気分。


「お前引いてんな？」
「！ ひ、引いてない。引くわけな…」
「逆に笑ってんだろ。嘲笑い」
「～～笑ってないよ！」


笑顔になっているけど、そういう意味では笑ってない！
慌てて体を起こしたけど

「……っ」

ド至近距離。
陽向の顔がすぐ目の前にあって、息が止まりそうになる。