この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ハツコイ♥アゲイン
第13章 “ ずっと傍にいる ”
それから何度、イかされたか分からない。
意識が飛ぶスレスレの
別世界にいくギリギリの
溶けるほど熱くて
酔いしれる程甘くて
この夢のような感覚は
言葉では、とてもじゃないけど表せない
……幸せ過ぎて、心が震える
「── 胡桃」
身体が痺れて動けない私を呼ぶ声。
ゆっくりと目を開けると
「よし、戻ってきたな」
私のおでこに手を乗せて、陽向が微笑んだ。
「……っ」
……ダメ、その笑顔は反則。
きゅうっと胸が狭くなる。
「気持ち良かった?」
「……うん」
素直に頷くと
汗ばむ前髪の上に、優しいキスを落とされた。
だけどすぐに
大きな手が、腰から斜め前にゆっくり下りてきて
……再び鼓動が早くなる。
「あの頃と変わってないな」
「……!」
「触わるだけで反応して、熱を帯びて
中は、火傷したみてぇに熱い」
「……ん、あ…っ」
「こんなに濡らして、締め付けてくる」
「〜〜〜っ」
「……言えよ。
指だけじゃ、全然足りねぇって」