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ハツコイ♥アゲイン
第4章 DO・ストライク
~~あれ!?
い、意識飛んでた!?
っていうかいつの間に店の中に戻ってきてたんだっけ!?
「~~あ、梓は……!」
ぶっ飛んでた脳内を整理すべく、捥げるほど勢いよく首を右側に回すと
……なぜか
私の間に不自然すぎる隙間を作って、梓が上機嫌で刺身を食べていた。
「………」
8人掛けのテーブル席なのに
彼らと友達の計6人と、私と陽向との間に妙な境界線が出来ている。
……あの。
なんですか、これ。
既に空間分けてますよ~
あとはお2人でどうぞ~っていう、この微妙な距離は何?
“ 陽向と胡桃の為の会だから ”
“ ここからはちゃんと空気読んでくれるよ ”
さっきお兄ちゃんが言っていた台詞を思い出したと同時に
対角線上で目が合った幹事の彼が、私に片目を瞑って笑顔を見せてきた。
……あの酔っ払い兄貴。
どこかから遠隔操作してるんじゃないだろうな……