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ハツコイ♥アゲイン
第4章 DO・ストライク
彼らの会話が盛り上がっていて、参加できる隙も無くて
仕方なく、背筋を伸ばして体を正面に向けた。
「………っ」
ドキュン、という
体全体に伝わる衝撃音が、さっきから何度も発生するのは何故だろう。
涼しい顔をしてメニューを見ている、目の前に座る男。
男のくせに長いまつ毛。
絶妙な曲線を描く、美しい二重瞼。
……そして、何よりもこの男にとって最大な特徴である
覗きこんだら思わず吸い込まれてしまいそうな、透明感のある茶色の瞳。
……これを、伏し目マジックと言わずになんと言うのだ。
いや、実は狙ってるテクニックか?
やばい、また息が止まりそうになる……と思った
その時
「日本酒飲めるー?」
メニューに視線を落したまま、彼がふいに口を開いた。
「………!!」
しゃ、喋った……!!
っていや、そりゃ喋るけど……っ
し、質問された!!