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ハツコイ♥アゲイン
第4章 DO・ストライク
イケメンと優しいを強調して、定員さんに向けて手を挙げると
「……勝手に端折ってるみてぇだから言っとくけどな」
今度は私からメニューを取り返して、陽向が捲り始めた。
「さっき可愛いって褒めてやったのは
老けて疲労感ハンパねぇってのが大・前・提だから」
「………!!」
「ほんとお前って美人は性格がキツイっつー典型タイプだな。
昔のほうが大分マシだった…」
「~~自分だって人の発言拾ってんじゃん!」
私が叫んだと同時に店員さんが来たから、浮いた腰を下ろしたけど
目の前の男が変わらずクールな態度なだけに、逆にこっちがヒートアップしてしまう。
「陽向。
全然変わってないね、すぐ戦闘態勢に入る大人げない性格」
「てめぇが毎回ゴングを鳴らすんだろーが」
「だっていっつも上から目線なんだもん!」
「年上なんだから仕方ねぇじゃん」
「出たまたその台詞! いっつもそう!
文化祭の時だってお兄ちゃんと…」
「待て待ていつの話してんだよ。
つーか覚えてんの? 怖~」
「~~~!!」