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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第3章 十九歳、イツキ

 ようやく余韻が引き、ゆっくりと彼の上からどいた。
 イツキくんが達したのは、全部で四回。四肢を投げ出し苦しそうな呼吸を繰り返しながら、虚ろな瞳があたしを見つめていた。
 疲弊しきっているようで、言葉もない。劣情が冷めると、前回と同様、やりすぎてしまったかなという後悔がよぎる。
 服も化粧も乱れまくっていて、まるでレイプを受けたあとのようだ。痛々しいその姿に、内心少し高揚していた。

「あさみ……さん」

 掠れた声にハンネを呼ばれる。非難や抗議の言葉が続くと思っていた。
 だけどのそのそと体を起こしたイツキくんは、恍惚な顔で笑った。

「最高……でした。僕、こんなにコーフンしたの、産まれて初めてです……」
「え?」

 拍子抜けだった。感謝された? あんなに無理やり、イツキくんの意思を無視してこっちの要求をのませたり、何度もイカせたりしたのに。
 ……なんだか、違う。そういえば、この子はMだった。好んでM気質な子を選んだはずなのに、なぜか物足りなかった。
 あたしは無言で封筒を差し出した。
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