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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第4章 挿話 二
「ーーふーん。ってことは、一応成功したんだ。下品で女っ気のないサバサバキャラから、清楚で上品なお姉さんキャラへのイメチェン」
翌日の日曜日。またもや圭介(けいすけ)と一緒にいた。今回は居酒屋ではなく近所のラーメン屋だけども。
「まーなー」
「ボロは出さなかった?」
「意外と大丈夫だった、かな」
って言っても、会って早々に女装させて、むらっとさせてすぐホテルに直行だったから、ぶっちゃけあまり雑談じみた話はしなかった。
お互いの性格を把握できるほど話した記憶はないので、あたしがキャラを変えてようがなかろうが、イツキくんにしてみたらどうでもいいことなんじゃないかと思う。
「おーおー、そりゃ良かった。是非とも俺にも見せてもらいたかったぜ、清楚なお姉さん系キャラになったおまえ」
「いやだわっ。なんか、自分でキショイって思っちゃうし」
今日のあたしのイデダチは、黒いスウェットに素っぴん。下はクロックス。髪も後ろで軽く束ねてあるだけだった。
圭介からの誘いは午後九時すぎだったし、近所のラーメン屋に来るためだけにオシャレなんてできないし仕方ない。