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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第4章 挿話 二
「ああ?」
カツ丼という単語に今度はあたしが怪訝な顔を向ける番だった。そのあとすぐに、取り調べ中に犯人にカツ丼を食わして吐かせるっていう同じみのネタを思い出し、納得したけれど。
「買えよだったら。コンビニのカツ丼。てか、いらないし、そもそも犯罪とかおかさないし」
そこまでするつもりは毛頭ない。てか、恐ろしくてできないし。
ただ、自分の中にあって時々のそのそと頭をもたげてくる破壊衝動のようなものが、時々怖くなる時はある。
実際、男の子を性的に虐めている最中は理性もどこかになりを潜めてしまうし。
それでもボーナスをつぎ込んでするこの遊びをやめるつもりはないけれど。
「次は、そうだなぁ。もうちょいS気質な男の子を狙おうかなぁ」
自分には、Mな子が合うと思ったのに、ちょっと物足りなかったから。今度は逆の発想で行こうと決めた。
「ま、別におまえが平気なら、止めねーけど」
圭介が言った。
「心配してくれてんだね、あんがとあんがと」
「心がこもってねえ!」
あたしは爆笑した。
ビールを一杯ずつ飲み終え、その日はお開きになった。