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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第5章 二十歳、ケンヤ
翌日から、あたしはネットで探す男の子のタイプを変えた。
可愛い系には違いないけれど、性格はS寄りの子を探すことにした。そうしないと、自分は満足できないような気がして。
いつものように掲示板に載せられた写メを順に見ていく。好みの顔が見つかるとその子のプロフに飛び、自己紹介文をチェックする。写メが載っていれば写メを。金銭ややりたいプレイ内容が載せてあれば、それも読んだ。
だけどなかなか、あたしが望むような気質な子は見つからなかった。
「うーん、どうすっかなー」
自分の欲望をたった一度満たすために五万もつぎ込むんだから、妥協はしたくない。
その時だった。掲示板を下にスクロールしていたあたしは、気になった子を見つけて操作を止めた。
「この子タイプ……」
まず惹かれたのは顔だった。線の細い面立ちで、切れ長の瞳は少しつりあがっていた。
名前は、ケンヤ。二十歳らしい。
プロフに飛ぶと、写メが数枚載せられていた。まずはそれを見てみる。
やっぱり整った顔をしているけれど、投げてくる視線は横暴そうだ。