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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第7章 十九歳、ワタル
ぜえぜえと、喘ぎながらがむしゃらに体をよじる。
「そんなに暴れたら、体を痛めるよ? 下はタイルだし」
シャワーを止める。思い直して全身をシャワーで軽く流し、飛沫が飛んだ鏡も流してから、ぐったりと体を寄りかからせてくるワタルくんに声をかけた。
「さ、プレイの準備は終わり。ベッド行こう? いっぱいいじめてあげる」
ワタルくんの体がまた小さく震えたような気がした。
あたしたちはそのまま体を拭いて、ベッドへと戻った。真正面からよく見てみると、ひし形縛りは左右均等ではなく少し歪んでいる。
緊縛にさほど興味はなかったけれど、見た目の美しさも重視されるプレイだと思う。うーん、やっぱり初縛りで綺麗にできるほど、簡単ではなかったみたいだ。
「縄、痛くない?」
「え?」
「左右ちょっと歪んじゃってるから、肩とか背中とか、変な場所に負担がかかってないかなって」
「大丈夫ですよ?」
「じゃあ、気持ちいい?」
「……何それ。真顔でセクハラな質問ぶっ込んでこないでください」
真顔じゃなければいいのか。それはそれでちょっと笑えた。