パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第9章 カイ（年齢不明）

　結局そう返信し、その日はサイトを閉じて寝た。
　翌日、またベッドに潜ってサイトを開くとメッセージが一件。カイという男だった。
　これ、SkypeのIDなんでよろしくというメッセージと共に、IDらしき英数字の羅列。

「いや、人の返信読めよ」

　断ったのに！
　よほど放置してやろうと思ったけれど、一応律儀にあたしは返信した。
　他を当たってください、と。
　今度はすぐさま返信がきた。
　もうポイントないんで、Skypeの方にメッセージください、というものだった。

「だーかーら、何こいつ日本語通じてないの？」

　無視を決め込むか、こっちで返信するか、Skypeで律儀に返してやるか迷う。

「……Skypeならいっか」

　だいぶ前にアプリを取ったけれど、ほとんど使っていない。ラインで事足りていたし。
　逆に考えればSkypeの方がリアルでのつながりが少ないので、この男が怪しかったらブロックしてしまえばいいし。
　最近刺激がなく、つまらなかったというのもあった。あたしはSkypeの名前も本名に直結しているものから『あさみ』に直し、彼のIDを検索し、メッセージを送った。