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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第9章 カイ(年齢不明)
数日他愛もない会話をしてたけれど、唐突にあっちから会ってみたいというメッセージが入っていた。
「えええ……?」
人見知りで通話も嫌がるくせに?
理由を聞くと、今度は長い文面で、性癖を吐露するような文章が送られてきた。
ますます頭にハテナマークが浮かぶ。
彼はどちらかというとMよりで、いじめられるのが好きらしい。それも、かなりハードな。だから、調教してほしいというようなものだった。
あたしはますます首をかしげる。今までエロ話などほとんどしたことがなかったのに、急にどうしちゃったのか。欲求不満にでもなったか?
そもそも彼にはーー。
そこでふいに、あることに思い当たった。
あたしは少し迷って、いいよ、でも条件があると書いた。
会うのは今週の土曜日。待ち合わせ場所を最寄り駅に指定したのだ。
彼からはすぐに返信が来た。それで大丈夫とのこと。
時間を午後一時にし、車はあたしが出すと伝えた。その日のSkypeチャットはそれで終了した。