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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第9章 カイ(年齢不明)
休む暇などどこにあったというのか。それでもバイブの振動は止めてくれず、無理やり快感を引きずり出されているようだった。口から垂れた涎で、顎はべたべただ。
「止めて、お願……っ、う」
下半身を震わせたまま、すすり泣きのような声で懇願する。
「圭介え!」
「……ん?」
耳を傾けられる。その仕草は心なしか優しい。
振動するバイブをゆっくりと出し入れしながら、圭介の目はあたしを見ていた。
「ーーこの際全部吐き出して、すっきりしちまえよ? もう少しだけ付き合ってやるから」
朦朧とした意識と脳髄まで揺さぶられているような、激しすぎる快感の中で、何テンポか遅れてその言葉が耳に入る。
この時になってようやく、圭介がなぜあたしをホテルに誘ったのか、こんなまどろっこしい方法で別の男を装ってまで連れてこようとしたのかに考え着いた。
なんとなくだけど。幼なじみのただの勘ではあるけれど。
何度も何度も押し寄せてくる快感が、あたしの意識を塗りつぶしていく。腹が引きつるくらい叫んで、声を張り上げた。
それからしばらく圭介の責め苦は続き、終わる頃には激しい運動を終えた直後のように全身汗だくだった。