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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第10章 エピローグ

 ようやく拘束が解かれる頃には軽く意識を失っていたらしい。何回くらいイッたのか、もうわからなかった。

「お疲れ」

 火照った頬に押し当てられたのは、冷たいミネラルウォーターのペットボトルだった。
 圭介はすでに服を着ている。
 緩慢な動作でペットボトルを受け取った。何度もイカされたせいで疲れきっていたし、全身がけだるかった。

「お疲れじゃねーよばーか」

 もう清楚系云々とかどうでも良かった。もとからそんなになりきれてもいなかったけれど。
 服を直し、ソファーへと移動した。体が重い。
 キャップを開け、水をごくごくと飲む。いっきに三分の一ほど減った。

「ぷはあ、うまっ」
「ビールみたいに飲むなっつの」

 よく見ると、圭介の手には缶ビールがあった。

「帰りは運転してけよ」
「……するっつの」

 もとからあたしの車だ。

「……なんでバイブでやめたの? あたしとセックスは嫌だった?」

 素朴な疑問だった。あたしを責めることで、圭介も勃起していた。興奮はしていたはずだ。
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