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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第10章 エピローグ

 だけど最後までおもちゃだった。その理由が気になった。 「たいした理由でもないけど。俺にとってセックスはただの性処理とかスポーツなんだよ。でもおまえにとってのセックスは、なんだかわからなかったから。女って、情とか絡めるだろ?」
「情が移って、俺を好きになられてもってやつ?」
「んー、そりゃないと思ってるけど。気まずくなられてもなぁと」

 ちんこを挿入したら気まずくなる。逆にそれさえしなければ何をしても気まずくはならないと思っているのか。なんという短絡的な思考だ!
 あんなあられもない姿を幼なじみに見られたってだけで、羞恥やいたたまれなさはあるってのに。
 それでも、思い返せば圭介は、愛撫以外極力あたしに触れないようにしていた気がする。
 ハグもキスもない。圭介があたしに与えたのは、温もりや甘さのない、ただただ強烈な快感だけだった。
 それもおそらく、あたしへの気遣いや配慮からだ。

「スッキリしたかよ?」
「……」
「めっちゃ叫んでただろ? 気持ち良かった? 満足できたか?」
「うっせーよ。忘れろ。なんなんだよほんとにっ」
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