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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第10章 エピローグ
「その発想はなかった」
「……さすがヤリチン」
ひでー、と圭介が口を尖らす。
「でも、まあ、スッキリしたよ」
あんなに全身で暴れ、全力で叫ぶスポーツというのもないと思う。気持ちだって良かったし、羞恥だけ取り除いて考えれば悪いことはなかった。
「おまえの性癖と破壊衝動は、多分別のものだよ。壊したくなるのは社会のしがらみとか、きっとそういう系のごちゃごちゃしたどうしようもないもの。それで性癖まで歪めんなよ。楽しくセックスしろ。セックスはスポーツなんだ」
「何それ? 説教? あんたの信念なの?」
妙に真面目くさった顔で言うから、つい噴き出してしまった。どんだけ『セックスはスポーツ』を強調するんだ。
「まあ、そんなとこ。俺はいつもそういう気持ちで女とヤル」
「あっそ」