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starlight kiss
第8章 トラウマ
「言ったけど…」
「けど何?」
「……私…」
「俺とは出来ないけど…社長となら出来んの?」
「違うの…」
「じゃぁ何なんだよ」
「…ッ」

泣きそうな姫紗は何も言えないでいる。そんな姫紗を見て秋人は腕をゆるめてベッドから降りた。そのままリビングのソファに座る秋人を見つめると、姫紗は戸惑っている心を抱えたまま秋人に近付いた。そのまま首に後ろから巻き付いた。

「怖かったの…ごめんなさい…ごめ…ック…」
「……」
「色々ありすぎて…社長にも…ほっぺとかに…キスされて…」
「…ッ」
「でも…それよりも……私…」
「姫……」

首に巻き付く腕に触れながら名前を呼ぶ。
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