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第23章 右手に愛を、左手に光を。

姫紗の手で…

愛おしい秋人の笑顔で

由としてくれて支えてくれた関係者の心で…

ファンとして居てくれる人達の元に、求める表情を連れて行く事が出来る。


姫紗だから撮れる


その一言が糧になり、とはいえ、重荷になることなくただ純粋に恋を、愛を形に残し切り取っていくのだった。

「秋人、疲れた？」
「どうして？」
「ううん、何か目が…そんな感じに思えたから。」
「気のせいだよ」
「そう？」

そうこうはなしながらも周りから見たらただ普通のどこにでもいる恋人同士でしかなかった。
そんな時だった。天気予報に反して突然雨が降り出してきた。雨宿りをして凌ぐことに…