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starlight kiss
第23章 右手に愛を、左手に光を。
そう。姫紗の心配は余所に写真の撮れ高は申し分ない程の出来だった。
確かに少しピントがずれているものや、目の付けどこがいまいちなものも合ったが、予定数の倍に近い、下手したらそれ以上の枚数の由とする写真が出てきたのだ。
「まぁ、相手側と話し合ってどうするかだな。絞り込めればそれはそれだし、テイスト違いで出しても取れるだろう?」
「それは…この画なら十分…」
「頭で考え過ぎなのも良くないぞ?」
編集長は笑いながらも菅田に向かってそう言い残すとその場を後にした。やはり目の付け所は悪くなかった。
あのハルの表情…宿り木となる姫紗の存在…
「間違ってなかった」
そう呟いていた。
確かに少しピントがずれているものや、目の付けどこがいまいちなものも合ったが、予定数の倍に近い、下手したらそれ以上の枚数の由とする写真が出てきたのだ。
「まぁ、相手側と話し合ってどうするかだな。絞り込めればそれはそれだし、テイスト違いで出しても取れるだろう?」
「それは…この画なら十分…」
「頭で考え過ぎなのも良くないぞ?」
編集長は笑いながらも菅田に向かってそう言い残すとその場を後にした。やはり目の付け所は悪くなかった。
あのハルの表情…宿り木となる姫紗の存在…
「間違ってなかった」
そう呟いていた。