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第5章 意地悪な、キス

「ですから…一体」
「ハルのマネージャーを続けていることが腹立たしいのだろうね。」

そう聞いた姫紗はうつむいてしまった。

今の仕事を変わりたくない。

ようやく仕事にも慣れてきた。

それなのに…

こんな形で奪われたくない…

きゅっと唇を噛んだ姫紗をみて頭を撫でた。

「ハルの行動、君の行動、いろんな事を加味した上で僕は今君とハルを離すのは得策ではないと思う。だけどこのままでは君が仕事をしづらいのも確かだろう？」
「……そんな事…」
「無理をするな。それを、その溝をどうしたら埋めれるか、考えるのも僕の仕事だからね。」

そういうと面向かった。