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ドラスティックな恋をして
第4章 会いに・・行こう
目じりを下げて微笑む男の顔がやけに色っぽくて、
見た瞬間依子は頬に熱を感じた。

「あの・・どうも、こんにちは・・」

「こんにちは。来てくれたんだね」

・・えっ?別に会いに来る約束したわけじゃないわよね、図々しい男ね、ちょっと・・

「あれ?違うの?」

口に出さずに悪態ついていた依子にさらに追い打ちをかける。
会いに来てくれたんだねと、半ば決めつけている男の自信に
呆れるというよりすごいなと感心してしまった。

「あのぉ、すごい自信がおありなんですね」

斜めに視線を送りながら、つい口をついて嫌味が飛び出してしまった。
だが特に後悔はしていない。
だって、そう思ったのだから。

だけど、さらに正直な気持ちが依子の心拍数をあげた。
もしも、じゃあ何しに来たのかと聞かれたら、たぶん口ごもるだろうから。

だが男は、予想とは違う言葉を返してきた。

「あなたはどう思ってるか知らないけど、オレはまた会えるだろうなって思ってたから」

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