この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
パズル Ⅱ
第12章 煩悶
「美桜がK大附属の学祭に?」

なんでまた。

「友達がバスケ部のキャプテンのファンなんだって言ってた。けど後からそいつに美桜ちゃんの連絡先聞かれてさ。美桜ちゃんのケー番なんか知らないし、自分で聞けって言ったらしょげちゃってさ。美桜ちゃん、美人になったね。お母さんによく似てる。」

「ん…」

俺はなんとなく、面白くなかった。

2年前の夏、約束したとは言っても美桜が高校を卒業するまであと2年半ある。それまでに美桜が、歳相応の男に惹かれる可能性はゼロじゃない。

合コン三昧ってワケでもなさそうだし、共学よりちょっとは出会いも少ないだろうとタカを括ってたのに。
K大附属なんて殆ど男しか居ないのに、学祭だけじゃなく普段から見学とかで入り浸ってんだろうか。ナンパされまくってんじゃないだろうな…かと言ってそのバスケ部のキャプテンとやらがカッコいいかどうか聞くのもビミョーだし。高校生の小僧相手に嫉妬心剥き出しってめちゃくちゃカッコ悪いじゃないか…

曖昧に濁して俺は部屋に戻った。
/197ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ