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パズル Ⅱ
第14章 2月、3月

「ビックリした?」
「…美桜…お前、彼氏出来たんだろ?何のつもり…?」
「彼氏って、なんのこと?」
「糟谷とかいう奴と付き合ってんだろ?」
「てか、なんで晃兄が糟谷くんのこと知ってるの?」
「正月…一緒に初詣行ってたろ。昌希と見たんだよ」
「…仲良しの友達が糟谷くんのこと好きで、一緒について行った時に知り合って…お正月に初詣で偶然会って、告白されたけど断った。好きな人がいるからって。そのせいで仲良かった友達ともちょっとギクシャクしちゃって…私は糟谷くんには興味ないもん」
なんだよ…勘違いして嫉妬なんてめちゃくちゃカッコ悪いじゃないか、俺…
「晃兄…やきもち焼いた?」
上目使いでチラッと俺を伺う美桜に俺は思わ ず目を逸らす。
女の涙と上目使いは反則だ。
「俺は…言うほど大人でもないし余裕もない。美桜がずっと俺のこと好きでいてくれるって自信もない。だから、ちょっとしたことでも揺れる。情けないけど、これが本音」
「…美桜…お前、彼氏出来たんだろ?何のつもり…?」
「彼氏って、なんのこと?」
「糟谷とかいう奴と付き合ってんだろ?」
「てか、なんで晃兄が糟谷くんのこと知ってるの?」
「正月…一緒に初詣行ってたろ。昌希と見たんだよ」
「…仲良しの友達が糟谷くんのこと好きで、一緒について行った時に知り合って…お正月に初詣で偶然会って、告白されたけど断った。好きな人がいるからって。そのせいで仲良かった友達ともちょっとギクシャクしちゃって…私は糟谷くんには興味ないもん」
なんだよ…勘違いして嫉妬なんてめちゃくちゃカッコ悪いじゃないか、俺…
「晃兄…やきもち焼いた?」
上目使いでチラッと俺を伺う美桜に俺は思わ ず目を逸らす。
女の涙と上目使いは反則だ。
「俺は…言うほど大人でもないし余裕もない。美桜がずっと俺のこと好きでいてくれるって自信もない。だから、ちょっとしたことでも揺れる。情けないけど、これが本音」

