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パズル Ⅱ
第14章 2月、3月
「私も、晃兄が百貨店で綺麗なお姉さんと買い物してるの見て、腹立ったよ」
「…百貨店…て年末、大丸の催事場で会った時かよ?」
美桜がこくりと頷く。
「アレは仕事だよ!」
「でもデレデレしてた」
美桜がぷぅっと頰を膨らます。
そんな仕草ですら可愛いじゃないかチクショウ…
「デレデレなんてしてないよ!てかあの先輩結婚してるし。」
「そうなの…?」
「確かに美人だけど性格キッツイからな、あのヒト。仕事では頼りになるし先輩として尊敬してるけどプライベートでは無理。」
「じゃ、晃兄、まだ私のこと好き…?」
再びドクッと心臓が高鳴り、俺はゴクリと息を飲み込む。
「………」
「好きなら、キス、して?」
ぐっと背伸びしたまま。
美桜が目を閉じた。
長い睫毛が、目元にうっすらと影を作る。
何だ、この展開!
夢なら相当イタイけど、現実、だよなっ⁉︎
「…百貨店…て年末、大丸の催事場で会った時かよ?」
美桜がこくりと頷く。
「アレは仕事だよ!」
「でもデレデレしてた」
美桜がぷぅっと頰を膨らます。
そんな仕草ですら可愛いじゃないかチクショウ…
「デレデレなんてしてないよ!てかあの先輩結婚してるし。」
「そうなの…?」
「確かに美人だけど性格キッツイからな、あのヒト。仕事では頼りになるし先輩として尊敬してるけどプライベートでは無理。」
「じゃ、晃兄、まだ私のこと好き…?」
再びドクッと心臓が高鳴り、俺はゴクリと息を飲み込む。
「………」
「好きなら、キス、して?」
ぐっと背伸びしたまま。
美桜が目を閉じた。
長い睫毛が、目元にうっすらと影を作る。
何だ、この展開!
夢なら相当イタイけど、現実、だよなっ⁉︎